ニュースキン MyND360 ageLOC

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タグ:連続減収

ニュースキン エンタープライゼズは2月10日、2020年の業績を発表した。
コロナウイルスの感染拡大により、一部では品切れを起こすなど好調な製品が下支えした。

ニュースキンジャパンの売上推移
(百万円)Q1Q2Q3Q4通期
2013年 9,702 9,609 8,987 10,963 39,261
2014年 8,370 7,884 8,163 9,014 33,431
2015年 7,545 7,759 7,776 8,904 31,983
2016年 7,496 7,854 7,423 7,517 30,288
2017年 6,939 7,199 6,937 7,631 28,719
2018年 6,843 6,999 7,097 7,211 25,494
2019年 6,846 7,168 7,211 7,120 26,004
2020年6,1306,8297,0967,31327,368

日本では第4四半期が11.7%増収、2020年通期では5.2%の増収。世界全体では、6.6%増収となった。
中国では第1四半期から第3四半期が減収したものの、第4四半期は増収した。ことにアメリカでは第4四半期が48.6%と大幅に増収し、通期でも36.7%増収した。

アメリカではセールスリーダーが89.8%増加、日本では6.8%増加の6,318人となった。
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前の記事以降の変化を比較すると、上位タイトルによる寡占化が進んでいることが明確にわかる。
ニュースキン ボーナス
ディストリビューターの報酬について(2015 年度)- Nu Skin

総体的にディストリビューター(現在の呼称はブランドパートナー)が減少している中で、トップタイトルのメンバーが約半数に減少している。その反面、トップタイトルの1人あたり平均ボーナスが2割も上昇している。これは中堅のメンバーが脱落すると、上位タイトル保持者へ自動的に配置されるロールアップの仕組みよるものと考えられる。1万人のディストリビューターのうち、儲かるのは上位0.5%のみである。

参考:2009年度ディストリビューターの報酬 (2010年9月)
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初期の先行者にとって継続的な収入になっているが、このまま将来にわたってロールアップによる繰上りが続くわけではない。2018年7月からの新しい報酬プランでどう変わっていくのだろうか?

 ニュースキンビジネスは、グループが安定すれば継続的に収入源となる。よく”権利収入”と表現されるのは、決して間違いではない。
 では実際に、ニュースキンビジネスが継続的な収入になるかと言うと、ほぼ当てはまらない。ニュースキンの売り上げは1998年をピークに、昨年の売り上げは過去19年間で最低となっている。報酬は、売り上げに応じた比率で支払われるので、総じてビジネスメンバーの収入も減っている。事実、数年前のタイトル獲得者の人数を比べれば、わずか4年でブルーダイヤモンドは4割も減っている。エグゼクティブは2割減、ラピスとゴールドなど最初のタイトルでさえ激減していることは明白だ。

 2014年度に支払われたボーナスについて
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(ニュースキンジャパン公表資料より)
総数のうちブルーダイヤモンド4.8%が、ボーナス総額のうち25%を得ている。

参考:2009年度ディストリビューターの報酬 (2010年9月)
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ニュースキンジャパン、2014年の売上げ15%減収334億円
2015年はさらに減収する見込み

「夢を実現する」「権利収入でミリオネアに」
もちろん目指すのはタイトルであって、
顧客に良いものを価値ある価格で提供する発想は毛頭ない。
実際にきれいごとを並べて商品を勧めていた人は、
あっさり他社のビジネスへ乗り換えてタイトルを取っている。
あきらかに目的は自分の収入以外の何物でもない。
だから「あなたにとって良いものだけを」のあなたとは、
主語は顧客ではなく収入を取りたい人になる。
「あなたのとって都合のよいものだけを」が本音だ。
顧客志向と言う商売の鉄則がないところに、根本的な間違いがある。

ニュースキンジャパンの売上げを世界全体の比率でみると、だいぶ小さくなっています。
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(出展:Revenue and Exchange Rate Data 2013, http://ir.nuskin.com/)
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10年前は世界売上げの半分以上が日本だったのですが、10年後の2013年は1割ちょっとと大幅に減少しています。世界規模で売上げが拡大したのに対して、日本国内では9期連続減収だったのですからウェイトが小さくなるのは当然です。

しかし気になるのは、この間ずうっと「ニュースキンすごくなるよ」「10年に一度のチャンス」「大きな波が来る」と説明会で勧誘トークを続けていたことでした。

結果は一目瞭然です。
10年にわたり、ウソを言って勧誘を続けていたのです。事実に反するセールストークを、まだ続けるつもりですか?

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