ニュースキン エンタープライゼズは、2019年の通期業績を発表した。
ただし公式発表のデータは、2018年と2019年が全く同じ数値で、2019年は4半期それぞれの合計と一致しない。重要な業績データをチェックせずにそのまま載せている。
上場企業としてはあるまじきミスである。
nuskin2019

日本での売上げは、前年同期比プラス0.7%とほぼ変わらずだった。
(百万円)Q1Q2Q3Q4通期
2013年 9,702 9,609 8,987 10,963 39,261
2014年 8,370 7,884 8,163 9,014 33,431
2015年 7,545 7,759 7,776 8,904 31,983
2016年 7,496 7,854 7,423 7,517 30,288
2017年 6,939 7,199 6,937 7,631 28,719
2018年 6,843 6,999 7,097 7,211 28,149
2019年 6,846 7,168 7,211 7,120 28,345

ニュースキン全体では前年同期比でマイナス9.7%で減収。前年の2ケタ減より減収幅は小さくなった。
米中貿易摩擦の影響で、中国での減収幅が大きいのが原因。さらにコロナウィルスの影響で2020年の売上が縮小する見込みから、これを受けて株価が、直近2018年のピークから7分の1にまで、大きく下落した。
20200319nus

カスタマーは前年同期比で-3.6%、セールスリーダーは前年同期と変わらず5,916人(前々年同期は6,182人)。

※公式発表のデータが信頼できないため、以下は過去の記事をそのまま掲載する。

2018年度はLumiSpaを投入するもセールスリーダーの減少で売り上げにつながらず、
五期連続減収となった。依然としてセールスリーダが減少しているものの、収益は微増になったことから、ひとりあたり購入単価が上がったことがわかる。単価の高い商品が一巡した後は、反動の下落が予想される。

日本でのセールスリーダー減少は、のちの売上に大きく響いてくる可能性がある。
nsj